奈良公園の四季(藤)
奈良公園の四季(藤)
天平期の厳かな景観を楽しみ、鹿たちとのんびり過ごしながら、「藤の花」をめぐるコースをご紹介しましょう。
1300年前の昔から、藤原氏の氏寺である「興福寺」と、氏神である「春日大社」には、今もその名にちなんだ「藤」が大切に育てられており、またコース道では自生の「藤」も見ることができます。
淑やかに、そして可憐に咲き輝いている「藤の花」の観賞をお楽しみください。
コース番号 | 01-H01 |
所要時間 | 約2~3時間 |
歩行距離 | 3.0km |
対象期間 | 5月頃 |
利用交通機関 |
コースは一例です。
ご希望に沿って自由に設定できます。
■入場料
万葉植物園:500円
このコースの概要
みどころ
春日大社「神苑」
「神苑」には「藤の園」、「椿園」と「万葉植物園」があり、「藤の園」では約20種、200本の藤棚を巡ることができます。また、約300種の万葉集に詠われた植物が植えられています。
(入苑時間 9:00-16:00)
春日大社「本殿」
藤棚から地面にすれるまで花が垂れ下がるので、その名が付けられたと言われる「砂ずりの藤」は余りにも有名ですね。
若草山の開山期間:3月第3土曜日 ~ 12月第2土曜日
若宮神社
春日大社南門から右手の参道を少し行けば若宮神社です。若宮神社本殿北側のナギの幹に大蛇のように巻き付いている野生の藤があり、隠れたスポットです。(八房藤(ヤツフサフジ)又は(ヤツフジ)と呼ばれています。
参考コース順路(一例です。)
場所 | 内容 | |
---|---|---|
近鉄奈良駅 | 出発場所 | |
徒歩移動 | 10分 | |
興福寺「南円堂」 | ||
徒歩移動 | 30分(「大湯屋」の両脇にある二つの藤棚もお見逃しなく。) | |
一之鳥居 | ||
春日大社「神苑」 | 30分 | |
徒歩移動 | 10分 | |
春日大社「本殿」 | 10分 | |
徒歩移動 | 3分 | |
若宮神社 | 10分 | |
徒歩移動 | 10分で春日大社本殿バス停 | |
又は20分で春日大社表参道バス停 | ||
春日大社本殿バス停又は春日大社表参道バス停 | 乗車 | |
バス移動 | 春日大社本殿からは法隆寺行きまたは六条山行き 6分 春日大社表参道からJR・近鉄奈良駅行き市内循環バス 5分(観光シーズンは博物館前又は表参道からの乗車になります、ご注意下さい。) | |
近鉄奈良駅 | 終了場所 | |
← 左のマークの場所では、トイレをご利用いただけます。 |
いち押しポイント
「若宮神社」から「近鉄奈良駅」へ散策される場合は、次のようなコースはいかがでしょうか。
いずれのスポットもそれぞれの趣きが豊かです。(徒歩2000m、40分)
若宮神社 ⇒ ささやきの小径(こみち) ⇒ 志賀直哉旧居 ⇒ 大乗院庭園 ⇒ ならまち ⇒ 近鉄「奈良駅」
* ささやきの小径:道の両側にアセビが生い茂り、トンネルとなっています。
* 志賀直哉旧居:志賀直哉が自ら設計し、「暗夜行路」を執筆した宅。
* 大乗院庭園:1087年に造立した庭園を復元したもの。
* ならまち:江戸時代の町並みを保存している一画。
耳寄り情報
● 南都八景
「興福寺南円堂」の藤は、江戸時代に「南都八景」の一つに数えられたことは先に記しましたが、その他はどんな所があげられていたのでしょうか? また、それらは現在どのような姿になっているのでしょうか、一度たずねてみれば面白いかもしれませんネ。
「南都八景」
1.南円堂藤 2.猿沢池月 3.春日野鹿 4.雲井坂雨 5.三笠山雪 6.東大寺鐘 7.佐保川蛍 8.轟橋行人