西大寺・菅原の里めぐり(西大寺、菅原神社、喜光寺)

西大寺・菅原の里めぐり(西大寺、菅原神社、喜光寺)

天平宝字8年(764年)称徳天皇の金銅四天王像造立発願が始まりとされる西大寺や行基菩薩が養老5年(721年)に創建したと伝わる喜光寺や菅原道真公の誕生地である菅原神社等を訪ねてみませんか?
この地は菅原氏の本拠地といわれることから、かつて喜光寺は菅原寺ともよばれていました。天平20年(748年)聖武天皇が参詣されたときに、本尊木造阿弥陀如来坐像(国重文)から不思議な光が放たれ、聖武天皇は大いに喜ばれ、喜光寺の改名を賜ったと伝えられています。
本堂(国重文)は東大寺を造る時参考にした「試みの大仏殿」として有名です。

コース番号07-B00
所要時間約2時間
歩行距離4km
対象期間年中
利用交通機関バス

コースは一例です。
ご希望に沿って自由に設定できます。

■拝観料
西大寺:800円 (本堂・四王堂・愛染堂、聚宝館は別途300円)
喜光寺:500円 八幡神社:無料
菅原神社:無料、但し観梅料:500円

このコースの概要

みどころ
西大寺奥の院

鎌倉時代に西大寺を中興した興正菩薩叡尊を荼毘に付した所。静かな境内中央の高さ5.5mの石造五輪塔がお墓です。叡尊が1290年(正応3年)に90歳で亡くなった後、弟子たちによって建てられました。

菅原神社

「延喜式」式内社。この付近は菅原氏の居住地であることから、祖先に当たる天穂日命と野見宿祢、菅原道真を祀る古社で、地元では道真誕生の地との伝承もあります。また、近くに道真誕生時に産湯を使ったという菅原天満宮遺跡天神堀があります。梅が美しく境内には筆塚もあります。

喜光寺

721年(養老5年)行基が創建。本堂(室町時代、国重文)は東大寺を造る時参考にした「試みの大仏殿」として有名です。現在の建物は1544年(天文13年)の再建で、薬師寺唯一の別格本山。2010年、南大門と仁王像が450年ぶりに再建されました。この地は菅原氏の本拠地でもあり、かっては菅原寺とも呼ばれていました。748年(天平20年)聖武天皇が参詣した際に、本尊木造阿弥陀如来坐像(国重文)から不思議な光が放たれたことにより、喜光寺と改めたと伝えられています。行基はこの寺で没し、生駒山麓の竹林寺に葬られました。境内には80種類250鉢の花蓮があり、6月中旬から8月中旬の午前中が見頃。

参考コース順路(一例です。)

場所内容
近鉄大和西大寺駅出発場所
 徒歩移動5分
西大寺20分
 ・西大寺 本堂20分
 ・西大寺 愛染堂
 ・西大寺 四王堂
 徒歩移動13分
西大寺奥の院5分
 徒歩移動15分
八幡神社
 徒歩移動5分
菅原神社5分
 徒歩移動5分
喜光寺15分
 徒歩移動10分
垂仁天皇陵5分
 徒歩移動7分
近鉄尼ケ辻駅終了場所
 ← 左のマークの場所では、トイレをご利用いただけます。

耳寄り情報

721年(養老5年)行基が創建。本堂(室町時代、国重文)は東大寺を造る時参考にした「試みの大仏殿」として有名です。現在の建物は1544年(天文13年)の再建で、薬師寺唯一の別格本山。2010年、南大門と仁王像が450年ぶりに再建されました。この地は菅原氏の本拠地でもあり、かっては菅原寺とも呼ばれていました。748年(天平20年)聖武天皇が参詣した際に、本尊木造阿弥陀如来坐像(国重文)から不思議な光が放たれたことにより、喜光寺と改めたと伝えられています。行基はこの寺で没し、生駒山麓の竹林寺に葬られました。境内には80種類250鉢の花蓮があり、6月中旬から8月中旬の午前中が見頃。

◎ 大茶盛式
(西大寺の名物行事で1、月15日、4月第2日曜と前日、10月第2日曜に光明殿で開催、巨大な茶碗(40cm)に点てた抹茶を回し飲みします)1239年(延応元年)の正月、叡尊上人は27日間の修正会を厳修し、その満願の翌日の1月16日、鎮守八幡神社に参詣して修法の満願のお礼を言上し、その時に献茶。その供養の余服を参詣の人々に振る舞ったのに始まります。その後、西大寺の正月のお茶を頂くと1年間無事息災になるという信仰が生まれ、ご利益にあずかろうという人々が雲集したので小さな茶碗では間に合わず、大きな茶碗にして回し飲みをしたのが始まりです。

★一口メモ
・ 喜光寺 住所:奈良市菅原町508 TEL:0742-45-4630 拝観時間(9:00~16:00)
・ 西大寺 住所:奈良市西大寺芝町1-1-5 TEL:0742-45-4700
 <聚宝館> 仏像、仏具、絵画、工芸品などの寺宝を収蔵。
開館日:1/15~2/4、4/1~5/31、10/11~11/15)