唐招提寺
唐招提寺
平城京の西、鑑真和上ゆかりの唐招提寺を2時間じっくり巡るコースです。近鉄奈良駅及びJR奈良駅からは、路線バスで行くことも出来ます。
唐招提寺は律宗の総本山です。
苦難の末に唐の国から来朝した鑑真和上は、759(天平宝宇3)年新田部親王の旧宅地を賜り「唐律招提」という名の寺院(現在の「唐招提寺」)を建て、ここで戒律思想の普及に専念しました。そして763(天平宝宇7)年、波乱に富んだ76年の生涯を閉じたのです。
仏教史の上だけでなく、ひろく天平文化に及ぼした影響は計り知れざるものがあります。
伽藍の中、金堂、講堂、鼓楼、経蔵、宝蔵は国宝です。
コース番号 | 06-C00 |
所要時間 | 約2時間 |
歩行距離 | km |
対象期間 | 年中 |
利用交通機関 |
コースは一例です。
ご希望に沿って自由に設定できます。
■拝観料
唐招提寺:1,000円
このコースの概要
みどころ
唐招提寺 金堂(国宝)
『天平の甍』でも知られる我が国現存最大の天平建築です。奈良時代のものとして唯一残る金堂で、2010(平成22)年に10年に亘る解体修理を終えました。国宝の盧舎那仏(脱活乾漆造としては最大)、薬師如来、千手観音(国内では最古最大)など創建時の仏像が祀られています。「大寺のまろき柱の月かげを土に踏みつつものをこそ思え」(会津 八一) ※ 写真:奈良市観光協会
唐招提寺 講堂(国宝)
平城宮の東朝集殿が760年頃(1250年前)に移築されたもので、平城宮の宮殿建築の唯一の遺構です。移築時、屋根は切り妻造りから入母屋造りとなりました。
唐招提寺 鼓楼(国宝)
入母屋造りの建築で鎌倉時代に再建されたものです。一階には鑑真和上が持って来られた仏舎利を納めた金亀舎利塔が安置されています。5月19日には同寺中興の祖覚盛上人の故事に因んで2階の高欄から団扇まきがおこなわれます。
参考コース順路(一例です。)
場所 | 内容 | |
---|---|---|
近鉄西ノ京駅 | 出発場所 | |
徒歩移動 | 15分 | |
唐招提寺 | 120分 | |
・唐招提寺 金堂 | ||
・唐招提寺 講堂 | ||
・唐招提寺 鼓楼 | ||
・開山堂 | ||
徒歩移動 | 15分 | |
近鉄西ノ京駅 | 終了場所 | |
← 左のマークの場所では、トイレをご利用いただけます。 |
いち押しポイント
◎ 唐招提寺 開山堂
鑑真和上坐像を模造したお身代わり像が安置されて、ガラス越しに常時拝観できます。
鑑真和上坐像(国宝)は開山忌6月6日の前後3日間だけ御影堂で公開されます。
(※平成27年から約5年間修理の為拝観できません。鑑真和上坐像は新宝蔵に遷座しました。6月5日~7日は新宝蔵で開扉されます)
(御影堂拝観料 500円)※お問い合わせ先:唐招提寺 TEL:0742-33-7900