往古、古道の上ッ道(かみつみち)と呼ばれた道が奈良盆地を南北に縦断していました。
近世にはその道筋が奈良町を出発する上街道と呼ばれる様になり大坂・京都・奈良からの伊勢神宮参詣道の一部として発達します。明和八年(1771年)のおかげまいりでは、200万人もの群衆が伊勢をめざして移動したといわれています。それを迎えた上街道筋にあたる奈良町では、一日に平均8万人が宿汨し、その接待 (施行) に大わらわとなりました。
史料保存館展示の歴史資料を解説付きで見学し、現在のならまちに残る上街道の跡をたどりながら「おかげまいり」のにぎわいに思いを馳せます。